生理のトラブル

毎月の月経に多くの女性が悩んでいます。

生理のトラブル

毎月の月経は妊娠するための準備ですが月経についてのトラブルは少なくありません。
月経は自然なことですが日常生活に支障が出る場合は治療を行います。最近では生理痛でピルを服用される方も増え、保険が適応されるピルもあります。

月経困難症

月経困難症とは主に生理痛のことで、下腹部の痛みや、腰痛、頭痛、発熱やひどい症状では気持ち悪さから嘔吐してしまうケースもあります。症状がひどいと子宮内膜症の可能性があります。

生理不順

ホルモンバランスが崩れることにより生理周期が乱れます。

生理不順とは、21日以内に生理が2度あったり、周期が40日以上空く場合のことをいい、20~30代の女性で生理不順の方は、ストレスや睡眠不足、栄養障害、ダイエット、疲労など何らかの原因がある場合があります。

過多月経

過多月経とは、1回の生理の出血量が150ml以上あることをいいますが、細かい経血量がわからないので、症状に気付かない方も多くいらっしゃいます。また、8日以上続くものを過長月経ともいいます。月経量が多いと貧血をきたすことがあり、子宮筋腫の可能性もあります。

当院の治療

基本的には鎮痛剤を処方しますが低用量ピルで症状を軽減することも可能です。ピルを使用する際には、使用法などしっかりとご説明させていただいております。


子宮・卵巣の病気

子宮筋腫

子宮筋腫

子宮筋腫は女性ホルモンの影響で子宮にできる良性の腫瘍です。最近では若い女性にも多く見られ、自覚症状がない場合も多くあります。大きな腫瘍や症状がひどい場合は手術を行ないますが最悪な場合は子宮を全部摘出することもあります。

症状 ・過多月経
・不妊症
・貧血など


子宮内膜症

子宮内膜症

子宮の内側にある子宮内膜とよく似た細胞が、何らかの原因で骨盤腹膜や卵巣、子宮の周辺組織に発生する病気です。
女性ホルモンに反応し出血、痛み、炎症を引き起こしたり、子宮と腸や卵巣が癒着し痛むこともあります。

症状 ・ひどい月経痛
・性交時の奥の痛み
・排便痛
・不妊症など

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍

子宮の左右に卵巣があり卵巣に腫れが生じた状態を卵巣腫瘍といい、「良性」「悪性」と良性と悪性の中間の「境界悪性」に分類されます。種類も多く、原因も多岐にわたります。また、症状が分りにくいケースもありますので何らかの異常な症状が出た場合、卵巣腫瘍を頭に入れ早めの受診をおすすめします。

症状 ・卵巣腫瘍は大きくなって捻じれたり(捻転)、破裂などしなければ無症状なことが多いです。


腹腔鏡手術のご相談

手術が必要な場合、上記の疾患はほぼ全て腹腔鏡手術で手術が可能です。産科婦人科内視鏡学会技術認定医の院長が、責任を持って手術施行施設をご紹介させて頂きます。